なぜ英文契約では約因(in consideration of~)を入れることが多いのか
英文契約では、Whereas Clause(経緯)のところで、約因(Consideration)を入れることが多いです。 約因とは、契約における対価のようなものです。 なぜ盛り込まれているかといえば、英米法上、原則として約因がないと契約が成立しないという考え方があるからです...
交渉は、相手をいかに思いやるかで決まる
かつて、大学時代に、インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションという大学対抗の交渉大会で準優勝をしたことがありました。 私自身、それほど交渉が好きかといわれると、そうではありません。 ただ、交渉のコツとして言われているものが1つあり、それをずっと実践していました。...
専門家に優しいアガサ・クリスティー
最近、事務所代表のセミナーでいい話を聞いたのでシェアします。 アガサ・クリスティーの名探偵ポワロの話です。 作品名は「ポアロ登場」に掲載されている「なぞの遺言書」です。 これは、金持ちだけど教育に意味を見出していないおじさんの遺産と、その姪(高等教育を受けた女性)の話なので...
残業代未払いは裁判になって晒されるリスクが高い
外国人留学生に法定時間を超える長時間労働をさせたとして、入管難民法違反(不法就労助長)の罪に問われた飲食店「串かつだるま」の運営会社「一門会」(大阪市)と店舗統括部長、Y被告人(38)の判決が26日、大阪簡裁であり、罰金刑となりました。...
シェアリングエコノミーと兼業禁止の難しい問題
シェアリングエコノミーと、会社の兼業禁止との間には、非常に難しい問題があります。 物やサービスをシェアしてお金をとることは、やはり「副業」と捉えられるからです。 ここで、最近改訂された「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」に、一応のルールが記載されています。 1.考え方...
電子商取引及び情報財取引等に関する準則が改訂されました
平成29年6月5日、eコマースなどの法規制を定めたガイドラインである「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」が改訂されました。 今年6月3日に消費者契約法が施行されたこととの兼ね合いで改正された部分が多くなっています。 いくつかの新規項目がありますので、ここで報告します。...
プログラミング勉強会に参加してきました
わかるようで分かっていなかったプログラミング言語を学びに、X Garden桜台というところに行ってきました。 MySQLとPHP言語の基礎を学び、「プログラマは大変だ」と肌で感じた二日間でした。 https://www.street-academy.com/myclass/...
プライバシーポリシーは自分にあったものを
プライバシーポリシーは、インターネットのウェブサイトにおいて、収集した個人情報をどう扱うのか(保護するのか、それとも一定条件の元に利用するのか)などを、サイトの管理者が定めた規範のことをいいます。 ざっくりいえば、個人情報の保護の社内ルールです。...
【報告】神奈川県社労士会横浜南支部でセミナーを行いました。
平成29年(2017年)7月21日、関内ホールで、社会保険労務士の先生向けに、個人情報保護法のセミナーを行いました。 日頃から企業と距離の近い社会保険労務士の先生方からの交流をすることができ、私自身、大変刺激を受けました。 このようなセミナーのご依頼も、お待ちしております。...
事業承継をしようと思った時に株式の所在が分からないと困るという話
事業承継をすることが多くなってきました。 その理由は、やはり書籍執筆に携わり、編集担当をさせていただいたからだろうと思います。 よくある事例として、「株式、どこにいったかわからないなぁ」ということです。 確定申告書にありますよ?でも、その人が死んでいるパターンって、本当によ...