スタバでノマドワークするのは結構だが個人情報のやり取りは危険(野良無線LANの話)
スターバックスにいくと、無線LANが使い放題なので、ノマドワークしている人も多いように思います。
ただ、スタバの無線LANは、「暗号化されていない」わけです。
ところで、無線LANのシステムは、「電波の無差別飛ばし合い合戦」です。
そして、通常は、その飛ばした電波の受け手は、ルーターという機械になるのですが、暗号化されていなければ、その電波を受け取って、中身を見ることができるわけです。
最近問題となっている「野良無線LAN」と呼ばれる、パスワードもなにもない無線ランも、こんな情報漏えいリスクで問題となっているわけです。
(最近、孫正義さんが、その危険性に触れていますhttp://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1706/21/news094.html)
スターバックスの無線も、暗号化されていないので、情報が他の人に覗き見されているリスクがあるわけです。
当然、送る側で暗号化している場合(よくSSLなどと言われているものですね)だと、暗号になっているので覗き見のリスクは減るのですが、そうでないと危険です。
知識なく、スタバで個人情報のやりとりをしてしまうと、個人情報の漏えい問題が発生するかもしれないと言われているのは、まさにこういう理由からなのです。
弁護士 杉浦智彦