top of page

契約書を作る側と受け取る側のスタンスの差

契約書を作る側と、その契約書を受け取る側で、弁護士の契約書の審査方法も変わってきます。

契約書を作る側だと

・合意内容を不足なく盛り込めているか

・法律に反している可能性はないか

・法律に反している可能性がある場合、それを改善する方法はあるか

・改善した場合、新たなリスクはないか

・合意している条項以外の一般条項(裁判を起こす場所の定めなど)はこちらに有利に建てつけられているか

などなど・・・・

オープンクエスチョンのように、ある程度自由でイノベイティブな発想でやれます。

一方で、契約書を受け取る側だと、

・案を読む

・不利なところを洗い出す

・不利な程度を見極める

・絶対に修正すべき、可能なら修正した方がいい、放置してもよい修正を分類する

みたいな作業になります。

その点では、かなり発想が制限されてきます。

契約書を作れるほうが有利というのは、条件面で自由な発想を取ることができるからというところが大きいように思えます。

弁護士 杉浦智彦

特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page