事業承継の後継ぎ候補が脱落すると紛争リスクが高まる
事業承継で、後継者候補を複数用意することがあります。
ただ、最終的に、誰か一人にする場合、問題が起こりがちです。
一番多いのが、労働問題です。
後継者として生き残るため、サービス残業を繰り返す場合がかなりあります。
それで後継者になれれば良いのですが、後継者になれないと、フラストレーションがたまり、残業代請求してくる場合があります。
感情面で対立してしまっているので、訴訟まで簡単にいってしまうことが多いです。
そうならないためにも、後継者候補に対して、どのように接するかも専門家のアドバイスが必要なのだろうと思います。
弁護士 杉浦智彦