サービスレベルアグリーメント(SLA)は何社か挟まるとややこしい
サービスレベルアグリーメントというものをご存知でしょうか。
どのようなサービスを提供するかを具体的に示す合意です。
どういうところまで提供してくれるのか、窓口はどこなのか、違反した場合はどこまで返金するのかなどが定められています。
たとえば、Amazonだと、こんなかんじです。
https://aws.amazon.com/jp/ec2/sla/
Amazonなど、サービス提供者と直接契約ができれば、このルールに従うことになりシンプルなのですが、よくあるのは、Amazonのサーバーを使うネット事業者と契約するようなパターンだと面倒です。
間のネット事業者のSLAはまた別にあり、その中では、かなりサービスのレベルが限定されていることも多いです。
しかも、ネット事業者がよくわからずSLAを定めていることも多いといえます。
そのような形で、ネット事業者もユーザーも、いずれもトラブルに巻き込まれることが多いといえます。
きちんと弁護士が関与し、相互のズレなどを検証することが大切といえます。
弁護士 杉浦智彦