コンプライアンス分野は、トライアンドエラーでよいのか
中小企業の多くは、トライアンドエラーで問題を処理していきます。
効率的ですし、失敗自体は私も恐れるべきではないと思っています。
ただ、トライアンドエラーでは対応できないのが、コンプライアンスの問題です。
コンプライアンスは、日本語では「法令遵守」、つまり法律などのルールをきちんと守ることをいいます。
トライアンドエラーが許される分野もある(たとえば行政指導が先にくるなど)のですが、そうでないこともあります。
たとえば、炎上したり、死傷者が発生したような場合です。
一回でも起こってはいけないことが、企業にはあるように思います。
それが何なのか、その企業の「生命線」はどこなのか。
それを判断してくれるのが、顧問弁護士なのかもしれません。
弁護士 杉浦智彦