リスクをゼロにする必要はないという話
弁護士をしていると、「弁護士がつくと、リスクをゼロにしようとして、経営がやりにくくなる」という旨の話(こんな直接的ではないけれども・・・)をされることがあります。
私自身は、リスクをゼロにしなければならないわけではないと思います。
リスクは、要するに問題が起こった場合の可能性を減らすものです。
問題が発生した場合のコストをC、発生率をHとすると
C×H=考えるべきリスク
ということになります。
これを上回る対策はとる必要は、経済的には乏しいかもしれません(ただ、このコストの算定をきちんとしないと、見誤ります)
C×H > C×(下がった発生率)+コスト対応費用
であれば、対応したほうがよいわけです。
この算定のため、顧問弁護士を使うべきなのです。
弁護士 杉浦智彦