米国との取引で忘れないようにすべき「黙示保証排除・制限条項」
黙示(←黙字ではない)保証の排除・制限条項は、動産売買でもライセンス契約でも、米国企業との取引ではさかんに登場します。しかも、色付きや大文字の規定で出てきます。
これは、UCCというアメリカの商法典が存在することが理由です。
売主側は黙ってても勝手に保証しなければならない事情があるとされており、それを排除するには、「目立つ方法で」排除することを明記しなければならないからです。
そのため、この部分が大文字で記載されたり、赤色で記載されたりするのです。
初めて米企業と取引する際、気になることもあるかと思ったので、書いてみました。
弁護士 杉浦智彦