「種類株主総会議事録」の書式はこちらです
<まえがき>
最近、あるベンチャーの支援をしていて、そこで、A種優先株式に加え、新たにB種優先株式も発行することになりました。
それで「ああ、うっかりしてたが、種類株主総会の議事録を作らないかんなぁ」と思って、ネットで書式を探していたら(←探すなよ)、見つからなかったのです。
仕方がないので(?)私が作ります。
<材料>
結局、種類株主総会の議事録の記載事項は、株主総会の議事録と共通するのです(会社法施行規則95条9号、72条)。
その事項は、次のとおりです(規則72条3号各号)。
開催された日時及び場所
総会の議事の経過の要領及びその結果
<3号は種類株主総会には基本的に関係ない>
出席した取締役、執行役、会計参与、監査役又は会計監査人の氏名又は名称
議長の氏名
議事録の作成に係る職務を行った取締役の氏名
<書式>
★年度 第★回A種優先株式種類株主総会議事録
1 日時 :平成★年★月★日 午前★時★分
2 場所 :本店所在地
3 出席者:発行済A種優先株式総数 ★株
A種優先総株主数 ★人
本日出席A種優先株主数 ★人
この議決権の個数 ★個
4 議長 :代表取締役★
5 出席役員:取締役 ★
取締役 ★
6 会議の目的事項並びに議事の経過の要領及び結果:
議長は開会を宣し、上記のとおり定足数に足りるA種優先株主の出席があったので、本種類株主総会は適法に成立した旨を述べ、議案の審議に入った。
議案 B種優先株式の追加及びA種優先株式の内容の変更
議長は、別紙定款変更案のとおりの定款変更をし、B種優先株式の追加及びA種優先株式の内容の変更をしたい旨を述べ、その理由として、円滑な資金調達を実現するとともに、今後の上場を視野に入れた資本構成にするため、A種優先株式と残余財産の分配等において同順位のB種優先株式の発行が必要である旨を説明した。
議長がその賛否を議場に諮ったところ、満場一致をもってこれに賛成した。
よって、議長は、本議案は原案どおり可決された旨を宣した。
7 閉会:議長は午前★時★分、閉会を宣言した。
以上、本議事録を作成し、議事録作成者が次に記名押印する。
平成★年★月★日
★★株式会社
★年度A種優先株式種類株主総会
議事録作成者 代表取締役 ★★ ★★ (会社届出印)
同 取 締 役 ★★ ★★ (印)