離婚の際の株式の処理
離婚の際、株式の処理が面倒になることがあります。
とりわけ、お金は出してもらっていないが、親族に一部株式を渡すことも多く、それが離婚の際、処理をややこしくします。
お金を払っていないとしても、形式的には出資がなされているので、無償で株式を取り戻すのは困難です。
実際上のスキームとしては、弁護士を通じて、実際にはお金を出していないことを交渉材料にして離婚の際の財産分与で処理しきる方法が多いでしょう。
これを面倒と思うと、後々、事業承継の際、取り返しのつかない問題も生じます。
弁護士にご相談してもらうべき問題といえるでしょう。
弁護士 杉浦智彦