取引先からの「決算書を見せろ」という要望は有効なのか

取引先から、「決算書を見せろ」と言われることは、たまにあります。

これは、「どの程度の期間であれば、支払いを猶予してもよいのか(与信管理)」を考えるために必要だからです。

関係が上の立場の会社から要求されます。

これを拒むことはできるのでしょうか。

まず法律上、取引先が「債権者」であれば、開示する法的義務があります。

開示しないとき、最悪の場合は、100万円以下の過料に処せられることもあります。

そうでなく、取引に入る前提の段階での開示要求は、法律上は拒めますが、ただ、拒めば取引ができなくなるので、拒むという選択はできないでしょう。

下請法などの適用はできないかと言われることもあるのですが、決算書の要求自体は、不当要求ではないと一般的に考えられているのです。

弁護士 杉浦智彦

#決算書

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