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なんで余裕がある・お金持ち企業のほうが契約書を作っているのか

契約書なんか面倒くさいに決まってるだろ!

そもそも、契約書を作成しなければならないなんて、面倒に決まってるんです。

このまま、面倒なことを避けて、契約したとして営業成績とりたいと思うのは当然のことです。

さらに、契約書を作るのも、なんかお金がかかるし、さらに出来上がった契約書も、よくわからない用語が並んでいるし、ほとんど誰も読まないし・・・

こんなもの本当に必要なのかと思いたくなるのも、わからなくはないです。

ただ、考えてみてください。契約書、本当にいらないのでしょうか。

もしいらないのに、何で余裕がある・お金持ち企業のほうが契約書を作っているのでしょうか。

契約書には、もめないようにする力がある

大きい企業・余裕がある企業は、これまでの失敗を改善する力があります。

どんな企業でも、契約のとき、トラブルが発生したはずです。

そのトラブル、結構な割合で、契約書で解決(=勝負が決まる)ことがあります。

だからこそ、大きい企業・余裕のある企業こそ「契約書を作る」という行動を取りがちなのです。

本筋ではないところに、自分に有利な内容を盛り込める

さらに、もう一つ自分で契約書を作るメリットがあります。

それが、例えば保証範囲とか、裁判管轄とか、「普通そこまで考えないよ」というところにフォローができ、自分にとって有利な取引条件を盛り込むことができる点です。

そんなわけで、自分で契約書を作るというのが、経済的に最適なわけです。だからこそ、コストをかけても余りある価値があると考え、契約書を作っているのです。

弁護士 杉浦智彦


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